働き方改革が進む中で、固定残業代について耳にする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。「うちの会社にも固定残業代があるけど、一体どうやって計算されているんだろう?」「自分の給料は本当に適正なの?」そんな疑問を抱えている人もいるかもしれません。この記事では、固定残業代の計算方法について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。あなたの疑問を解消し、より安心して働くための第一歩を踏み出しましょう。
固定残業代の計算方法は、大きく分けて3つのステップで考えることができます。
1. 給与明細の確認:基本給と固定残業代の確認
まず、あなたの給与明細を確認しましょう。給与明細には、基本給と固定残業代が明確に記載されているはずです。固定残業代は、通常、〇時間分の残業代として金額が示されています。例えば、「固定残業代:30,000円(20時間分)」といった形で記載されていることが多いでしょう。この記載内容が、計算の出発点となります。
2. 1時間あたりの残業代の算出:基礎単価の計算
次に、1時間あたりの残業代を計算します。これは、あなたの基本給を基に算出されます。基本給を、月間の所定労働時間(会社が定めている1ヶ月あたりの労働時間)で割ることで、1時間あたりの賃金(基礎賃金)が算出できます。
計算式:基本給 ÷ 月間所定労働時間 = 1時間あたりの賃金
この1時間あたりの賃金に、割増率をかけて残業代を計算します。残業の種類(時間外、深夜、休日)によって割増率は異なり、通常、時間外労働の場合は25%です。
3. 固定残業代に含まれる残業時間の確認:超過分の確認
最後に、実際にあなたが働いた残業時間と、固定残業代に含まれる残業時間(給与明細に記載されている時間数)を比較します。もし、実際に働いた残業時間が固定残業代に含まれる時間数を超えた場合、超過した時間分の残業代が別途支払われる必要があります。
例:
- 固定残業代:30,000円(20時間分)
- 1時間あたりの残業代:1,500円
- 実際に働いた残業時間:25時間
- 超過時間:5時間(25時間 – 20時間)
- 追加で支払われる残業代:7,500円(1,500円 x 5時間)
注意点・コツ
- 就業規則の確認: 会社の就業規則には、固定残業代に関する詳細な規定が記載されているはずです。必ず確認しましょう。
- タイムカードの記録: タイムカードの記録は、残業時間の証拠となります。正確に記録するように心がけましょう。
- 疑問は人事部へ: 計算方法や給与に関する疑問は、遠慮なく人事部に質問しましょう。
まとめ
固定残業代の計算方法は、一見複雑に思えるかもしれませんが、基本給、月間所定労働時間、固定残業代に含まれる時間、そしてあなたの実際の残業時間を把握することで、理解することができます。この記事を参考に、あなたの給与が適正に支払われているか確認し、疑問があれば人事部に相談するようにしましょう。