新築のマイホーム、あるいは投資用の賃貸物件を手に入れたものの、「減価償却」ってなんだか難しそう…そう感じている方も多いのではないでしょうか? 建物は時間が経つにつれて価値が減っていくものですが、この価値の減少分を経費として計上できるのが「減価償却」です。正しく理解し、適切に活用することで、節税効果も期待できます。
今回は、初心者の方にもわかりやすく、建物の減価償却方法について解説していきます。
建物の減価償却方法:3つのステップ
建物の減価償却には、大きく分けて3つのステップがあります。
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減価償却費の計算方法の選択: 減価償却の方法には、主に「定額法」と「定率法」があります。
- 定額法: 毎年同じ金額を償却する方法です。計算が簡単で、安定した経費計上が可能です。
- 定率法: 償却額が年々減っていく方法です。最初の数年は、定額法よりも大きな金額を償却できます。
どちらの方法を選ぶかは、個々の状況や節税対策によって異なります。
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耐用年数の確認: 減価償却を行う上で、建物の「耐用年数」を知っておく必要があります。耐用年数は、建物の種類や構造によって国税庁によって定められています。例えば、木造の建物は22年、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)は47年です。
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減価償却費の計算: 選んだ方法と耐用年数に基づいて、減価償却費を計算します。
- 定額法の場合: 取得価格 ÷ 耐用年数 = 1年あたりの減価償却費
- 定率法の場合: 取得価格 × 償却率 = 1年あたりの減価償却費
償却率は、耐用年数に応じて国税庁が定めています。
減価償却における注意点とコツ
建物の減価償却を行う際には、以下の点に注意しましょう。
- 正確な書類の保管: 減価償却に関する書類(購入時の契約書、見積書など)は、確定申告の際に必要となるため、大切に保管してください。
- 専門家への相談: 減価償却は複雑な部分もあるため、税理士などの専門家に相談することも検討しましょう。
- 節税効果の確認: 減価償却は、節税効果が期待できる一方で、売却時に課税される可能性もあります。総合的に判断しましょう。
まとめ
今回は、建物の減価償却方法について、初心者向けにわかりやすく解説しました。減価償却を理解し、適切に活用することで、賢く資産運用を行うことができます。ご自身の状況に合わせて、最適な方法を選び、専門家のアドバイスも参考にしながら、減価償却を有効活用していきましょう。