年末年始が近づくと、待ちに待ったボーナス(賞与)を心待ちにする方も多いのではないでしょうか。しかし、いざボーナスを受け取ると、そこから所得税が差し引かれていることに気づき、「手取りが思ったより少ない…」と感じることもあるかもしれません。今回は、そんな疑問にお答えするために、賞与から差し引かれる所得税の計算方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。この記事を読めば、ご自身のボーナスにかかる税金のおおよその金額を把握できるようになり、少しでも不安を解消できるはずです。
賞与から所得税が差し引かれる仕組みとは?
賞与からも、通常の給与と同様に所得税が差し引かれます。これは、毎月の給与から源泉徴収される所得税と同様に、会社が従業員に代わって税金を納める制度です。この税額は、所得税法に基づき計算されます。
賞与の源泉所得税の計算方法をステップごとに解説!
賞与の源泉所得税の計算は、以下のステップで行われます。
1. 前月の給与から計算する「賞与に対する源泉所得税額の算出率」の確認
まず、前月の給与明細を用意し、「所得税額」を確認します。次に、国税庁のウェブサイトなどで公開されている「賞与に対する源泉所得税額の算出率の表」を参照します。この表には、前月の給与と扶養親族等の数に応じて、賞与に対する所得税の税率が定められています。その税率を確認してください。
2. 課税対象となる賞与額の算出
賞与から、社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料など)を差し引きます。この差し引かれた金額が、課税対象となる賞与額です。
3. 所得税額の計算
課税対象となる賞与額に、ステップ1で確認した税率を掛け合わせます。これが、賞与から源泉徴収される所得税額です。
4. 復興特別所得税の計算
源泉所得税額に、2.1%を乗じて復興特別所得税額を計算します。復興特別所得税は、東日本大震災からの復興財源として課税されるものです。
計算をスムーズに進めるための注意点とコツ
- 「賞与に対する源泉所得税額の算出率の表」の参照: 国税庁のウェブサイトで最新の表を確認しましょう。税率は、扶養親族の数によって異なります。
- 社会保険料控除: 社会保険料は、給与明細に記載されている金額を必ず確認しましょう。
- 年末調整との関係: 賞与から源泉徴収された所得税額は、年末調整で再計算されます。最終的な所得税額は、年末調整の結果によって確定します。
まとめ
今回は、賞与からの所得税の計算方法について解説しました。ご自身の給与明細や国税庁の資料などを参考に、ご自身の所得税額を計算してみましょう。年末調整で正確な税額が確定しますが、事前に計算しておくことで、手取り額の見通しが立てやすくなります。