毎月のお給料に加えて、まとまった金額が手に入る賞与(ボーナス)。嬉しい反面、「税金ってどれくらい引かれるんだろう?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。今回は、そんな賞与にかかる税率の計算方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。正確な計算方法を知って、賢くお金を管理しましょう。
賞与にかかる税率の計算方法:3つのステップ
賞与から差し引かれる税金は、主に所得税と住民税です。それぞれの税率を計算し、合計額が実際に引かれる金額となります。
1. 所得税の計算
所得税は、賞与から「社会保険料等」を差し引いた金額を基に計算されます。具体的には、以下の流れです。
- 課税対象額の算出: 賞与額 - 社会保険料等(健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料など)
- 源泉徴収税額表の適用: 国税庁の「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」を用いて、課税対象額と扶養親族等の数から、所得税額を算出します。この表は、毎年の税制改正によって変わることがあるので、最新のものを参照しましょう。
2. 住民税の計算
住民税は、前年の所得に基づいて計算されます。賞与にかかる住民税は、前年の所得に対して決定された税率が適用されます。
- 特別徴収: 多くの企業では、賞与から住民税を特別徴収(天引き)します。
- 税率: 住民税の税率は、一律10%(都道府県民税4%と市区町村民税6%)です。
3. 実際に引かれる金額の算出
所得税と住民税をそれぞれ計算したら、それらを合計した金額が、実際に賞与から差し引かれる税金の総額となります。
例:
- 賞与額:50万円
- 社会保険料等:5万円
- 課税対象額:45万円
- 扶養親族:0人
- 所得税額(源泉徴収税額表より):約1万8千円
- 住民税額:5万円(賞与額の10%)
- 合計税額:約6万8千円
注意点・コツ
- 扶養控除等申告書の提出: 会社に「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出している必要があります。この申告書の内容によって、所得税額が変わることがあります。
- 年末調整: 年末には、1年間の所得税を精算する年末調整が行われます。この際、払いすぎた税金が還付されることもあります。
- 税理士への相談: より正確な計算や、個別の事情に応じたアドバイスが必要な場合は、税理士に相談することをおすすめします。
まとめ
賞与からの税金計算は、少し複雑に感じるかもしれません。しかし、基本のステップを理解し、正しい計算方法を知っておけば、ご自身の賞与から引かれる税金をある程度把握することができます。毎月の給与明細や、年末調整の結果をしっかり確認し、賢くお金を管理しましょう。