会社の残業代、きちんと計算できていますか?「自分の残業代って、どうやって計算するんだろう…」「会社がちゃんと払ってくれているか不安…」そう思っている方も少なくないはずです。今回は、初めてでもわかるように、残業手当の計算方法をわかりやすく解説します。この記事を読めば、あなたの残業代が適正に支払われているか、自分でチェックできるようになります。
1. 基礎となる計算式
残業代の計算は、まず基本となる計算式を理解することから始まります。
残業代 = 1時間あたりの賃金 × 残業時間 × 割増率
この式をベースに、それぞれの要素を具体的に見ていきましょう。
2. 1時間あたりの賃金の算出
1時間あたりの賃金は、あなたの月給から算出します。
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月給から、通勤手当や住宅手当など、一部の手当を除いた「基本給」を算出します。 多くの会社では、基本給に「固定残業代」が含まれている場合もあります。固定残業代が含まれている場合は、まずそれを差し引く必要があります。
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基本給を、その月の所定労働時間で割ります。 所定労働時間とは、会社が定めている1ヶ月の労働時間のことです。これは就業規則や労働契約書で確認できます。一般的には、週40時間、1日8時間勤務の場合が多いです。
例: 基本給が25万円、固定残業代が3万円、所定労働時間が160時間の場合、
- 25万円 - 3万円 = 22万円(基本給から固定残業代を引いた額)
- 22万円 ÷ 160時間 = 1375円(1時間あたりの賃金)
3. 残業時間のカウント
残業時間は、実際に働いた時間から、休憩時間を除いた時間です。
- 法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えた時間が、残業時間となります。 ただし、30分未満の端数は切り捨てられることもあります。
- 休憩時間は、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上与えなければならないと法律で定められています。 休憩時間は労働時間には含まれません。
- タイムカードや勤怠管理システムで、正確な労働時間を記録しましょう。
4. 割増率の確認
残業の種類によって、割増率が異なります。
- 時間外労働(法定労働時間を超えた場合): 25%
- 深夜労働(22時から翌5時): 25% (時間外労働と重複する場合は50%)
- 休日労働: 35%
これらの割増率を計算式に当てはめて、残業代を算出します。
注意点・コツ
- 就業規則を必ず確認しましょう。 会社によっては、割増率や計算方法について独自のルールを定めている場合があります。
- 給与明細を保管しておきましょう。 万が一、残業代に疑問がある場合は、給与明細が証拠になります。
- 固定残業代がある場合は、固定残業時間を超えた分の残業代が支払われるかを確認しましょう。
まとめ
今回は、残業手当の計算方法をわかりやすく解説しました。計算方法を理解し、自分の残業代が正しく支払われているか確認することで、安心して働くことができます。もし疑問点があれば、会社の担当者や、専門家(社会保険労務士など)に相談してみるのも良いでしょう。