腹部 大動脈 瘤 手術 方法
腹部大動脈瘤の手術方法について解説します。
お腹の中に「風船」のようなものができてしまう病気、それが腹部大動脈瘤です。破裂すると命に関わることもあるため、早期発見と適切な治療が大切になります。この記事では、腹部大動脈瘤の手術方法について、わかりやすく解説します。もし、ご自身の症状や治療法について心配なことがある場合は、必ず医師にご相談ください。
腹部大動脈瘤の手術方法には、大きく分けて以下の3つがあります。
### 1. 開腹手術
これは、古くから行われている伝統的な手術方法です。お腹を大きく切開し、大動脈瘤のある部分を人工血管に置き換えます。手術時間は比較的長く、術後の回復にも時間がかかる傾向があります。しかし、様々な大きさの瘤に対応できるため、幅広い患者さんに適応可能です。
### 2. 血管内手術(ステントグラフト内挿術)
近年、主流となっているのがこの血管内手術です。足の付け根の血管から細い管(カテーテル)を挿入し、大動脈瘤のある部分にステントグラフトと呼ばれる人工血管を運び、留置します。お腹を切開する必要がないため、身体への負担が少なく、術後の回復も早いというメリットがあります。ただし、瘤の形状や位置によっては、この方法が適応できない場合があります。
### 3. ハイブリッド手術
開腹手術と血管内手術を組み合わせた方法です。例えば、血管内手術が難しい場合に、一部を開腹して血管の入り口を確保し、そこから血管内手術を行うなど、状況に応じて柔軟に対応できます。
### 注意点・コツ
腹部大動脈瘤の手術方法は、患者さんの年齢、健康状態、大動脈瘤の状態によって最適なものが選択されます。手術前には、詳細な検査が行われ、医師とよく相談して治療方針を決めることが重要です。術後は、定期的な検査を受け、生活習慣を見直すなど、再発予防に努めることも大切です。禁煙、適度な運動、バランスの取れた食事を心がけましょう。また、高血圧や糖尿病などの合併症がある場合は、それらのコントロールも重要です。
### まとめ
腹部大動脈瘤の手術方法は、開腹手術、血管内手術、ハイブリッド手術の3つが主な選択肢です。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、患者さんの状態に合わせて最適な方法が選択されます。手術を受けるにあたっては、医師と十分に相談し、ご自身の不安を解消することが大切です。術後の生活習慣の見直しも、良好な経過と再発予防のために重要となります。