電気設備の安全を守るために欠かせない「接地抵抗」の測定。 漏電事故を防ぎ、人命を守るために、定期的な測定が重要です。 しかし、「接地抵抗って何?」「どうやって測るの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。 本記事では、接地抵抗の基本的な知識から、実際に接地抵抗を測定する方法まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。 正しい知識を身につけ、安全な電気環境を維持しましょう。
接地抵抗測定方法:3つのステップで安全を確認!
接地抵抗の測定には、いくつかの方法があります。 ここでは、代表的な3つの測定方法とその手順を解説します。
1. 三点法による接地抵抗測定
三点法は、最も一般的な接地抵抗測定方法の一つです。 この方法は、測定対象の接地極から離れた場所に2つの補助電極を設置し、専用の接地抵抗計を使って測定します。
手順:
- 測定対象の接地極から十分離れた場所に、補助電極(電流電極C、電圧電極P)を打ち込みます。
- 接地抵抗計の測定端子を、測定対象の接地極と、電流電極C、電圧電極Pにそれぞれ接続します。
- 接地抵抗計の電源を入れ、測定を開始します。
- 接地抵抗計に表示された値を記録します。
2. クランプメーターによる接地抵抗測定
クランプメーターは、接地線をクランプするだけで接地抵抗を測定できる便利な方法です。 この方法は、補助電極を設置する必要がなく、手軽に測定できます。 ただし、測定精度は三点法に比べてやや劣る場合があります。
手順:
- 測定対象の接地線に、クランプメーターのクランプ部を挟み込みます。
- クランプメーターの電源を入れ、測定モードを選択します。
- クランプメーターに表示された値を記録します。
3. 接地抵抗測定器の活用
近年、多機能な接地抵抗測定器も登場しています。 これらの測定器は、三点法やクランプメーター法など、様々な測定方法に対応している場合があります。 取扱説明書をよく読んで、適切な測定方法を選択し、測定を行いましょう。
接地抵抗測定の注意点とコツ
接地抵抗を測定する際には、以下の点に注意しましょう。
- 安全な作業: 電気工事を行う際は、必ず電源を切ってから作業を行いましょう。
- 測定場所: 測定場所は、周囲に金属物がない、乾燥した土壌であることが望ましいです。
- 補助電極の設置: 三点法で測定する場合は、補助電極間の距離を適切に確保することが重要です。
- 測定結果の記録: 測定結果は必ず記録し、定期的に比較することで、設備の劣化状況を把握することができます。
まとめ
この記事では、接地抵抗の測定方法について解説しました。 接地抵抗の測定は、電気設備の安全性を確保するために非常に重要です。 正しい測定方法を理解し、定期的に測定を行うことで、漏電事故のリスクを低減し、安全な環境を維持しましょう。 万が一、ご自身での測定が難しい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。