つらい日中の眠気、それはもしかしたらナルコレプシーかもしれません。学校や仕事中に耐え難い眠気に襲われ、日常生活に支障をきたしている方もいるのではないでしょうか。しかし、きちんと検査を受けることで、原因を特定し、適切な治療を始めることができます。この記事では、ナルコレプシーの検査方法について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
1. 問診と診察:まずは医師に相談を
ナルコレプシーの検査は、まず医師による問診と診察から始まります。日中の眠気の程度や、その他の症状(カタプレキシー、入眠時幻覚、睡眠麻痺など)について詳しく質問されます。日々の生活の中でどのような困りごとがあるのか、具体的に伝えることが重要です。また、これまでの病歴や服用している薬についても伝えましょう。
2. 睡眠検査:一晩かけて状態を調べる
ナルコレプシーの検査で最も重要なのが睡眠検査です。これは、一晩病院に泊まり、睡眠中の脳波や眼球運動、筋肉の動きなどを記録する検査です。主な睡眠検査には以下の2つがあります。
- 終夜睡眠ポリグラフ検査 (PSG): 睡眠の状態を詳細に調べます。脳波、眼球運動、呼吸、心拍数、酸素飽和度などを測定し、睡眠の質や睡眠段階を評価します。
- 反復睡眠潜時検査 (MSLT): 昼間に複数回行われる検査で、日中の眠気を客観的に評価します。一定の間隔で昼寝をし、どれくらいの時間で眠りにつくか、またレム睡眠(夢を見やすい睡眠段階)がどの程度早く現れるかを調べます。
3. 血液検査・髄液検査:他の疾患との区別も
ナルコレプシーの診断を確定するために、血液検査や髄液検査が行われることもあります。例えば、特定の白血球の型(HLA検査)を調べることで、ナルコレプシーとの関連性を調べることができます。また、他の睡眠障害や、似たような症状を引き起こす可能性のある病気(脳腫瘍など)との区別をするためにも、これらの検査が役立ちます。
注意点と検査を受ける際のコツ
- 検査前に医師の指示に従いましょう。カフェインやアルコールなどの摂取制限がある場合があります。
- 検査当日は、いつも通りの生活リズムを心がけましょう。
- 検査結果が出たら、医師とよく相談し、適切な治療法について話し合いましょう。
- 検査費用は、保険適用の場合、自己負担額が発生します。
まとめ
ナルコレプシーの検査は、医師との問診、睡眠検査、そして必要に応じて血液検査などを行います。日中の眠気でお悩みの方は、まず専門医に相談し、適切な検査を受けることが大切です。早期発見と適切な治療によって、日常生活の質を大きく改善することができます。